原因究明

昨年８月に施行したお車を引き取ってきました。
納車して間もなく汚れが取りにくいと言われていたお車です。

今回車検でショップに入庫したのと、ボンネットに黄色い染みがあるとの事で、
汚れの件と併せて原因究明のために、お願いしてお預かりしてきました。
 
なるほど、一部黄色っぽく色が付いています。

車が汚かったので先ずは洗車して状況を詳しく確認します。
 あれ？
どこの汚れが取りにくいのか確認しようと思っていたのに、
すっかり綺麗になっちゃった…(^^;)

しかし黄色い染みの箇所が多数有ることが分かりました。

フロントバンパーにも点々と黄色い染みが。
右側を中心にして付いていますが、何が原因なんだろう。

これが荒磨きでも取れず、紙やすりで水研ぎしますがそれでも消えません。

初めは落ち葉の色が沈着したのだと思っていましたが、
よ～く見ると染みの部分の塗装が少し萎んでいます。

溶剤系の何かが、掛かったのですかねぇ。
植木用の消毒液が掛かってもこんな感じに変色してしまいます。


もう一つの、汚れが取りにくかった原因は判明致しました。
前回の時には気付かなかったのですが、磨いていてパフの滑りが良くない。
普通ならツルツルになって抵抗がなくなるのですが、いつまでも引っ掛かります。

すると極僅かに塗装面に細かい泡のような物が。(@_@)
でたぁ！シーラント系のコーティングが掛かって居たのでした～(T_T)

このコーティング、時間が経つと酸化してミクロのスポンジ状になってきます。
それが次のコーティングを吸収してしまい悪さをします。

今回はガッツリと磨き、害のある層を削り取りました。
残念ながら、深く侵された染みは完全に消えず少し残ってしまいました。
明日はもう少し手直ししてコーティングを致します。

作業をしていると以前コーティングをしたお客様がご来店。

リアゲートを当て逃げされたそうです。
当て逃げしたやつにはきっと罰が当たりますよ。

ここ最近リアゲートの鈑金が続いておりますね。
事故も多くなっております。
これから鈑金のお車が何台か入庫予定です。