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今日は、お仕事を前倒しにしたのでお休み~(^O^)
まだ空気は乾燥していますが、暑くなってきたため
家中の加湿器を綺麗に洗い、乾燥させて片付けました。
物のお話しついでに、久しぶりにランタンのお話し。
部品が揃った2台のランタンのオーバーホールが終わりました。
とても古く、既に生産もされていないため部品入手まで大変でした。
先ずはオーストリア製の、非常に小さいケロシンランタン。
【 Ditmar 581 】
ディトマーのランタンですが、フレームの錆が結構酷かった。
その他の部品は真鍮製なので磨けば光ります。
探していた部品は、ニップルとニードル。
とても小さな部品ですが、ここから燃料が噴射されるので
心臓部と言っても良いぐらい大切なパーツです。
常に燃料と熱が掛かるので穴が塞がったり、
クリーニングする針が駄目になってしまっている事がよくあります。
既に磨き上げてある部品に組み付けて完成です。
本来オーストリア製であるランタンのですが、このタンクには
MADE IN GERMANY の刻印が入っています。
実は1938年ナチス・ドイツのヒトラーに、オーストリアは併合された為
それ以降に製造されたランタンには、ドイツの刻印が成されたのでした。
ちなみにこのランタンは、1944年6月製造です。
1955年オーストリアの再独立までに作られた製品は全てドイツ製扱い。
ちなみにヒトラーはオーストリア生まれなんですけどね…(^^;)
さて、2台目はスイス製のガソリンランタンです。
見た目はケロシンランタンですね。
スイス軍の装備品として作られたモデルで、
真鍮やアルミなどの高品質で良い素材で出来ています。
【 HASAG 551 LD 】
LDのDは、発光部であるマントルの2重結合を表すとも言われています。
見た目は良かったのですが、バラしてみると必要な部分が
意図的に切られたような感じで欠落していました。(T_T)
タンクに収まる部品なのですが、
このままでは燃料を吸い上げることが出来ません。(-_-;)
真鍮パイプを溶接しようと考えていたのですが、
何とデットストックの新品を手に入れることが出来ました。!(^^)!
1950年代製造のランタンなので、部品も一期一会。
こちらのタンクに組み付けていきます。
ランタンを落として歪んだらしく、叩いて直した痕がありました。
内側から叩いて凹みを直したようですが、どうやって内側から?
無事組み上がり、やっと完成致しました~
このランタンにはギミックが沢山あって面白いんです。
左のミルクカップの様な物は、アルコール燃料を入れるところ。
ここに注ぐと、パイプを伝って余熱カップに給油が出来ます。
余熱カップの網カバーを上げ、フレームにある蓋を開けて着火します。
ピカピカになったランタンを見て満足~(^_^)v
膨大な量のランタンが増えたため、近々放出する予定ですが
この2台はコレクションとして、手元に大切に留めたいと思います。(^-^)
先に説明した、タンクをどの様に内側から叩き直したのか…
答えはこちら。(^_^)/
タンクの底に穴を幾つか開けて棒を突っ込っこみ
凹みを叩いて直したのでした。何と大胆な!(@_@)
何とその穴を、1フラン・2フラン・5フラン硬貨を溶接して
穴を塞いであるんです。おっ洒落ですよね~(^O^)
たまたまポケットにあったコインを使ったのでしょうか。
当時の様子を色々と思い馳せます。
圧を掛けても漏れもなく、しっかりと溶接されておりますが、一応
内部洗浄をしたあとに、念のためシーリング加工をしておきました。(^_-)
私の元に来るまでに、他国で何十年もの時間を経てきたこのランタン達の
ストーリーを、ウィスキー片手に火を灯して想いに耽ることにしますかな…
まだ空気は乾燥していますが、暑くなってきたため
家中の加湿器を綺麗に洗い、乾燥させて片付けました。
物のお話しついでに、久しぶりにランタンのお話し。
部品が揃った2台のランタンのオーバーホールが終わりました。
とても古く、既に生産もされていないため部品入手まで大変でした。
先ずはオーストリア製の、非常に小さいケロシンランタン。
【 Ditmar 581 】
ディトマーのランタンですが、フレームの錆が結構酷かった。
その他の部品は真鍮製なので磨けば光ります。
探していた部品は、ニップルとニードル。
とても小さな部品ですが、ここから燃料が噴射されるので
心臓部と言っても良いぐらい大切なパーツです。
常に燃料と熱が掛かるので穴が塞がったり、
クリーニングする針が駄目になってしまっている事がよくあります。
既に磨き上げてある部品に組み付けて完成です。
本来オーストリア製であるランタンのですが、このタンクには
MADE IN GERMANY の刻印が入っています。
実は1938年ナチス・ドイツのヒトラーに、オーストリアは併合された為
それ以降に製造されたランタンには、ドイツの刻印が成されたのでした。
ちなみにこのランタンは、1944年6月製造です。
1955年オーストリアの再独立までに作られた製品は全てドイツ製扱い。
ちなみにヒトラーはオーストリア生まれなんですけどね…(^^;)
さて、2台目はスイス製のガソリンランタンです。
見た目はケロシンランタンですね。
スイス軍の装備品として作られたモデルで、
真鍮やアルミなどの高品質で良い素材で出来ています。
【 HASAG 551 LD 】
LDのDは、発光部であるマントルの2重結合を表すとも言われています。
見た目は良かったのですが、バラしてみると必要な部分が
意図的に切られたような感じで欠落していました。(T_T)
タンクに収まる部品なのですが、
このままでは燃料を吸い上げることが出来ません。(-_-;)
真鍮パイプを溶接しようと考えていたのですが、
何とデットストックの新品を手に入れることが出来ました。!(^^)!
1950年代製造のランタンなので、部品も一期一会。
こちらのタンクに組み付けていきます。
ランタンを落として歪んだらしく、叩いて直した痕がありました。
内側から叩いて凹みを直したようですが、どうやって内側から?
無事組み上がり、やっと完成致しました~
このランタンにはギミックが沢山あって面白いんです。
左のミルクカップの様な物は、アルコール燃料を入れるところ。
ここに注ぐと、パイプを伝って余熱カップに給油が出来ます。
余熱カップの網カバーを上げ、フレームにある蓋を開けて着火します。
ピカピカになったランタンを見て満足~(^_^)v
膨大な量のランタンが増えたため、近々放出する予定ですが
この2台はコレクションとして、手元に大切に留めたいと思います。(^-^)
先に説明した、タンクをどの様に内側から叩き直したのか…
答えはこちら。(^_^)/
タンクの底に穴を幾つか開けて棒を突っ込っこみ
凹みを叩いて直したのでした。何と大胆な!(@_@)
何とその穴を、1フラン・2フラン・5フラン硬貨を溶接して
穴を塞いであるんです。おっ洒落ですよね~(^O^)
たまたまポケットにあったコインを使ったのでしょうか。
当時の様子を色々と思い馳せます。
圧を掛けても漏れもなく、しっかりと溶接されておりますが、一応
内部洗浄をしたあとに、念のためシーリング加工をしておきました。(^_-)
私の元に来るまでに、他国で何十年もの時間を経てきたこのランタン達の
ストーリーを、ウィスキー片手に火を灯して想いに耽ることにしますかな…