傷だらけ～

■■■ショップからの依頼です。
３年以上前に弊社でコーティングを施工したお車でした。
藪で付いたような傷と、猫のひっかき傷が大量にありました。
黒い車は日が当たるとすぐに塗装面が暖かくなるので、猫の格好の餌食となります。
またちょっとした傷も、黒いボディーに白くくっきりと刻まれます。


運転席のドアノブです。爪や鍵のアクセサリーの当たった傷、手持ちの荷物の傷などが
ドアノブ周辺をはじめ、ドア全体にびっしりとあります。


フロントガラスの窓枠には、藪で付いたような傷。またボディー横にも
前から後ろまでの傷が多数あります。


屋根には猫がくつろいだ痕が…

写真は一部ですが、とにかく傷の多いこと多いこと。
いくら硬いコーティングでも、全く傷が付かない訳ではありません。
オリジナルの塗膜に、これらの傷が達しているかどうかが問題です。

早速、全体をざっと磨いてみました。
コーティング面はまだ問題なく残っているようで、研磨している機械への抵抗が少なく
あまり力を入れなくても傷が消えていきます。


ドアノブ、窓枠とも傷はほとんど消えました。
傷が塗膜まで達しているところはほとんどありませんでした。
仮に達していたとしても、再度のコーティングによりかなり目立たなくなります。
写真は磨いただけで、再コーティングはまだしていない状態です。


屋根の傷もすっかりと無くなりました。
薄い縦線が３本ほど見えますが、これはポリッシャーで磨いたローリング傷です。
黒いボディは、機械で磨いた細かい傷まで目立ってしまう本当に大変な色です。
このあと、しっかりと傷のない状態まで仕上げてからコーティングをします。


見違えるように綺麗になった車をショップに納車。
きっとお客様にも喜んで頂けたと思います。