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懐かしい型のクラウンのワゴンが入庫しました。

この頃は、セルシオは出始め。レクサスブランドはまだなく、
クラウンはセンチュリーに次ぐ最高級ブランド車種でした。
細部までこだわり、かなり手の込んだ作りをしていますのでちょっとご紹介。

グリルはビレッド風に細かいシェイド(フィン)を使い、そのシェイドのカットにもこだわっています。

ボンネットの縁はメッキモールで飾り、フェンダーを通じてドア上部のモールへと続いていきます。

ドアモールは段差をもうけ、モール中心にメッキモールを組み込んでいます。
ステップ部分はラバー製で、靴での傷の心配がありません。角はメッキモールでカバー。
フェンダーにもメッキモールが付きます。実はこのモールは飾りだけでなく、
ちょっとした擦り傷であればボディへのダメージを防止してくれます。
メカニックの時に何度もこのモールのみ交換した思い出があります。
今ではデザインのためか経費削減か、使用する車種はほとんど無くなりセンチュリーのみに採用。

リアバンパーは3分割式。傷が付いたら、後ろや側面のみの交換が可能。
ここもバンパーの縁とセンター部分にはメッキモールが使われています。

ルーフレールはお洒落にデザインされており、ここにもメッキが掛かっています。
こんなに細くてもちゃんと使用できる強度を確保しています。

サンルーフは手動のポップアップ式。アコーディオンカーテンが使われています。
そしてこのワゴンの最大の特徴はこれ!

各メーカーの現行モデルよりも、かなり広いトランクスペース。
実はこのトランクには秘密があります。
ジャーン!
フロアを起こすと2人分のシートが現れます。
大人が乗ってもそれほど窮屈ではありません。

ベンチコラム式のこの車の乗車定員は何と8人。
今の法律では規制があるので、この形状で8人もの乗車定員はもう出来ません。

トランクシート用に、ゲートの内側にはドアノブがもちろん付いています。
私がディーラーにいるときにメインに扱っていた車種だったので
懐かしさで思わず力が入ってしまいました~(^_^;)

久しぶりに前のモデルをマジマジと見ました。
今の車は、エンジンの性能や居住・安定・安全性は格段に向上していますが、
コスト削減や合理性を追いすぎて、質感や手間の掛かる細かい部分が省かれてしまい、
味わいのある車が無くなってしまいました。
クラフトマンシップが手掛けたような、物欲のそそられるような車はもう出てこないでしょう…
今ある古い車には高い税金が課せられ、新型買い換えには援助金。
ますます古くて特徴ある車達は姿を消してしまいます。
全てが悪いとは言いませんが、車業界にとって矛盾だらけで短絡的な行政の対応にうんざりです。
私は頑張って税金を払い、古い車をこれからも乗っていきたいと思います(;_;)




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1969/01/16
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自己紹介:
ディーラーの整備士、保険会社社員を経て独立。遊び大好きな二児の父。
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