再会と出会いそして別れ

仕事場の近所にある巨大な団地に、
私は小学生から中学を卒業するまで住んでいました。

その時お隣には、実の兄妹のような仲の良い年下の友達が居たの
ですが、今日実に３０数年ぶりに会ってきました。


この事の発端は作業場で仕事をしていると、偶に会う同じ階に居た
顔見知りのおばちゃんが、『お隣に住んでいた兄妹のお母さんが
亡くなったのよ』と教えてくれたことでした。

とても仲の良いご夫婦で、私にとても良くして下さった方です。
突然の訃報で本当に驚きました。
うちの母が直ぐに向かいお線香をあげ、落ち込んでいた旦那さんと
話しをしてきたと言う事が、僅か50日弱ほど前のことでした。

そのうち私も、落ち込んでいるおじさんに会いに行こうと思っていた矢先、
数日前に突然亡くなったと聞き、急遽今日そのお宅へ行く事にしました。

小学生依頼の、本当に久しぶりに会った子供二人は勿論成人しており
家を持ち家族もいます。息子は清々しく立派な大人になっており、正直
当時の面影をあまり思い出せませんでしたが、妹には懐かしい面影が
残っていました、と言うよりお母さんにそっくりでした。

何十年ぶりでしたが、二人は当時のようにお兄ちゃんと呼んでくれて
嬉しい半面、立て続けにご両親を亡くした兄妹が本当にいたたまれなく
この様な再開だったのが残念に思えてなりません。

まるで寝ているようなおじさんは、当時の思い出と余り変わらず
なんでもう少し早く会っておかなかったのかと後悔しました。

それでもこの様な形でも再び引き合わせてくれた、亡きご両親に感謝致します。
これから再び長い付き合いと、出来ることのサポートをしてきたいと考えています。



私自身もすっかり落ち込んで帰って来ましたが、サポートする人間がこれでは
駄目だと思い、先ずは気持ちを切り替えて明るい気持ちにならなくては！
団地からの帰り際に、そのままとあるお店に寄ってみることにしました。

作業場である自宅から、歩って1分ほどの所に古くからの和菓子屋さんがあります。
実は私は和菓子が余り得意でなく、殆ど行ったことがありませんでした。
ただ、小さい頃は遊びに行くと先々代のご主人が、いつもタダでアイスを
くれたという思い出だけはあります。

ひょんな事からこの和菓子屋さんへ、何十年ぶりかでお伺いしてみました。
住居の方の自宅の近所に、良く行くお気に入りのジーンズショップが
有るのですが、そこの店主がその和菓子屋さんでの事をFacebookに上げていたんです。

そんなことから、和菓子屋さんの女将さんに友達申告してみると、
私の仕事のお客さまとの繋がりもあることが分かったりしてビックリ！
チャキチャキのアイドルのような女将さんに会って、少しパワーを分けて貰おうと
団地からの帰りにそのままお伺いさせて頂きました。

思った通りの綺麗で元気のある女将さんとお話しをさせて頂き、
すこしパワーが戻って来た感じがしました。
そしてこんなお買い物も…

名物のアイスです～

その他、美味しそうなお菓子を幾つか発見。
また寄りたいと思います。(^_-)


自宅へと戻り、町内を練り歩く子供達の神輿を見物。

汗だくで神輿を担いでいました。

このお祭りが終わると、いよいよ夏も終わりです。

今年の夏は雨が多く、スッキリとした夏らしくない夏だった上
恒例の花火大会は悉く不発、そして大変悲しいことも起こりました。
本当に目まぐるしい夏でした。

今はご両親を亡くした兄妹が心配です。
気持ちや物事のサポートをしてあげなくてはと思います…